「のぞみ…!」 「わ…っ!?」 直樹に抱きしめられた…! すっぽりと直樹の腕の中に閉じ込められてしまう。 心臓が止まるんじゃないかって思う程、ドキッと高鳴る。 でも…温かい…安心する…。 「好きです。僕と…付き合って下さい。」 本当はずっと…夢見てた。 この瞬間を。 「…はい…っ」 直樹の腕の中で、もう一度涙が出た。 直樹の腕も震えてた。 嬉しくて…温かい気持ちでいっぱいで。 この奇跡のような幸せな瞬間を、きっと一生忘れない。