「…あ…っのぞみ…!」 目が合ったら…直樹が焦った感じで目を泳がせた。 そして…手に持っていた何かをサッと隠した。 …もしかして…誰かに逆チョコしに行く所…なの…? 「テル!のぞみがお前に渡す物が…」 「直樹にはないっ!」 これから逆チョコしに行く直樹に…渡せる訳ないじゃん!! 「え…!なに…どうしたの?のぞみ…!」 思いっ切り頭の上にハテナが飛んでる直樹。 「…何でもないよ。…あ!大川さん!これ、ささやかですけどチョコです!お疲れ様でした!!」