なんで話したかわかんない。 俺が救い出してやるだなんて… どうして簡単に言えるの? 優しい嘘ならつかないで…。 嘘はもうたくさん。 あなたが居れば…それでいいの。 真夜中でも、父親の怒鳴り声が下から聞こえてくる。 幸い、お酒は飲まない人だった。 母親に暴力も振るわない。 振るった時点で、きっとアイツを刺しちゃうんだろうけど。 あんな母親でも、唯一血の繋がった家族だから。 ただ、アイツは私が邪魔なだけ。 自分になつかない私が、うっとおしいのだろう。