『移動しようか?』



人混みの中、あなたは言った。



あなたとならどこでもいい。



再び2人は車に乗り込む。



走り出しても、手は繋がれたまま。



次に向かった場所は、夜景と海が見える場所。



暖かかった車内から外に出ると、
冷たい風が身にしみる。



見下ろす夜景と海。



あなたと居ると、何だか感動ばかり。



次第に胸の高鳴りは、安心感へと変化していく。



さすがに寒く、すぐ車に戻る。