クリスマスまで、あと一週間。 サオリにも進展を伝えたら、手を叩いて喜んでくれた。 帰り際、サオリとじゃれ合いながら靴箱に向かっていた。 『リサにやけてる~!』 『にやけてないし~!』 そんなこと言ったら、余計にやけちゃうじゃん。 幸せオーラ、出てんのかな? なんてね。 靴に履き替えて、上履きを直した時だった。 こっちに走ってくる足音が聞こえてきて、その姿は私の視線を捉えた。 息を切らせて向かってきた人。 『栗山センパイ…。』 3年生はとっくに授業が終わってるはず…。