あなたはそう言って、私の手を握り返した。 シュウ…。 『待っててほしい』 ってセリフ。 私が一番聞きたかったセリフなんだよ。 言ってくれてありがとう。 全力で支えるから。 例えあなたが 前科持ちになっても……。 あっという間に時間は過ぎた。 家までの道のりを 久しぶりに手を繋いで歩いていく。 刻一刻と迫り来る悲しい別れの時間を 惜しみながら 私たちは互いに伝わる体温を感じていた。