その手を取れば、 全ての世界が歪んで見えるのに。 それでも求めてしまうのはなぜ……? 見つめ合ったまま動けない身体。 腕を引き寄せられ、再びセンパイの腕の中に落ち着く。 私…どうすればいいの…? 身体が…意志を持たない。 センパイを押しのける力さえない。 『彼氏の次でも何でもいいから、俺との時間作ってよ。』 そんなこと…言わないで。 私が欲しいのは、そんな言葉じゃない…。 そんな辛いセリフ… 言わせてゴメンナサイ。 抱きしめてくれる腕が少し震えてたことも、気付いてたよ。