_リサ…?
優しいけど、声のトーンから
伝わってくるものがあった。
あなたの周りの雑音は、
いつも仕事中にかけてくる時の音。
_リサ…ごめん。今日も仕事なんだ…。
わかってたよ。
きっとそう言われるんだろうなって。
_ホントにごめん…。今日、記念日なのにな。この埋め合わせは必ずするから。仕事終わったら連絡する。
そうだよ…。
今日、記念日なんだよ。
わかってんのにどうして…!?
目を閉じると、自然に涙が溢れ出た。
_リサ…。待っててほしいんだ。勝手なのはわかってる。寂しい想いさせてるのも…。でも、俺
プツッ!プー、プー。
聞くに聞けなくて電話を切った。

