曖昧な境界線。 心が麻痺してく。 私が私でなくなりかけた時。 あたかも計算されてたように 鳴り響く着信音。 今じゃ切ないあなたのメロディー。 それでも期待してしまうのは どうしてかな…。 通話ボタンを押し、恐る恐る受話器を 耳に当てた。 はじめに聞こえてきたのは、 車がバックする時に聞こえる音。 外で何かしている様子。 何も言わずに黙っていたら、 優しい声が鼓膜を刺激する。