ダサい恋人




「苦手じゃない。むしろ好き。」

とガキみたいに言い張る俺。


何ムキになってんだよ……。
馬鹿か俺は。


「じゃあ、決まりだよね?」

「おぅ、見てやろうじゃん。」




……と、何の目的か分からない勝負を糧に俺らは映画へ行くことになった。



周りを歩いていると、かなり目線が痛い…。


「あ…。あたし達今日変装無いんだね。」


「……だからか。」

周りが見ていたのは…


「あたし達…こう並んでるとカップルに見えるのかな?」


「じゃねぇの?ダサくても変な噂立てられてるんだから。」




全く……面倒な世の中だ。