ダサい恋人




あたしもそうだけど…隣の佐伯がブチ切れる寸前なのが分かる。



勝美と佐伯がそんなに仲良くは無いのは知ってるけれど、同じメガネ族としては許せないみたい…。



「これだから単純な奴は……」


佐伯が1人で静かに呟く。


「は?」



挑発するように上から目線で小山さんが言う。


すると、佐伯は立ち上がって、小山さんを見下ろした。


そして、

カチッ……



メガネを自ら外してしまった…。



「嘘……。」


小山さんが佐伯を見て頬を赤くするのがわかる。



「俺もダサ男か…?」


意地悪く小山さんに笑い掛けるけれど…あたしには悪魔にしか見えない…。



でも、小山さんはそんな佐伯にノックアウトしてしまい…



「あの…あたし…ごめんなさい…。」


上目遣いで佐伯を見る。


さっきまでの態度と全然違う…。