ダサい恋人




「ねぇ三野君♪」



1人の女子が、俺の肩にくっついてきた。


……本当に失礼極まりない…。



そんな行動、千歳も自らした事もねぇのに堂々としてるんじゃねぇよ!



「勉強分からないんだけど。」



「ここっ♪」と教科書の文章を指差す女子は上目遣いで俺を見る。


計算だ…。


コイツ等みんな計算だ。



千歳は自然体で上目遣いになるだけで可愛い。


計算している奴より千歳の方が何千倍も可愛い。



「三野君?」


考えていた俺を現実へ引き戻すために、呼び掛けられた。


わざとらしい、首の傾げ方だ…。


あれ……コイツ……

あの千歳が……


「お前…小山だよな…?」