最終的に、千歳の意見を聞いても無駄だと言うのがわかった。
だから、俺が千歳に似合いそうな服を選んだ。
ピンクのインナーに白いカーディガンを買った。
本場の女子には適わないが、千歳よりセンスがあるのは確かだ。
さぁ、次は何を買おうか?
「ねぇ、なんかあたしだけ買ってもらっちゃってるけど…大丈夫?」
大丈夫だ。
こいつはずっと二年間もオシャレも我慢して身を隠して来たんだ。
その分を今日で取り戻すべきだ。
「大丈夫。千歳が楽しいなら俺は幸せだ。」
にっこり笑うと、千歳は頬をほんのり赤くして、「良かった」と微笑んだ。
……ホントに可愛い。
メガネの千歳も裏側の千歳も大好きだ。

