ダサい恋人




「嫌なのに………」


後ろでコイツはまだそんな事を言っている。


なぜ嫌なんだ!?


世の中の女がお前だったら毎日履いているだろう。


こんなにスタイルが良いのに…




俺は千歳に構わず、似合いそうな服を選ぶ。


店員や客が『変態かっ!?』と言うような視線を俺に向ける。


まぁ、こんなダサかったら誰もが思うよな。



お、なかなか良いのがあった。


俺が目に付けたのは、ピンクのふんわりとしたレースのスカート。


絶対いい。

千歳以外に似合う奴なんかいない。


絶対これだ!



「千歳、これ着て。」


スカートと一緒に千歳に目を向ける。


千歳は目を見開いて、『ホント?マジで?』みたいな顔で訴えてくる。



「マジだよ。着替えてこい。」