ダサい恋人




「スカートは?履かねぇの?」


「スカート?制服でいつも履いてるよ?」


そういう問題じゃねぇだろ。


「普段着では持ってねぇの?」


「うん。持ってない。」


と真顔で答えられた。


…ホントにコイツ勿体ねぇ。


スカートなんて千歳の為にあるようなもんだろ。


「よし、今日はスカートを買うぞ。」


「え!嫌だよ!あたし足太い!スカートが可愛そう!」


ダメ!と言って、首を横にブンブン振る。


コイツの足が太いなら、世の中どうなるんだよ…

千歳はもっと太るべきだ。

抱き締める度に千歳の体は折れそうで怖い。



しかも、お前が履かないから今スカートは泣き叫んでるんだよ。


俺はイヤイヤ言っている千歳を引っ張って店の中に入った。