ダサい恋人




朝飯を食べ終えた後、俺は千歳とショッピングモールへ出かけた。



ちなみに、今日はダサい2人でいる。


ナンパ除けのためだ。


千歳はメガネが家にあるから、俺のメガネを貸している。


「せっかくのデートなのに…」



と千歳が隣でブツブツ呟いているが、そんなの気にしねぇ。


だってコイツ…無自覚だし…


自分が可愛いとか思ってないし。


彼氏の俺はホントに苦労する。


一応俺もカツラとメガネを掛けた。


今日は誰にも邪魔されずに2人で過ごしたいという思いがあった。



まぁ、ダサ過ぎて逆に注目浴びるけど、近寄る事はできないだろう。