ダサい恋人





千歳はプカプカと湯槽に浸かっていて、温かそう。


その間に俺はシャワー…

さっきも浴びたんだけどな。



シャワーを浴び終わると、千歳がじっとこっちを見ている事に気付く。




「どうした?」


「………勝くん…。ちゅーしてぇ…。」


もう、さっきから言ってますけど…


ヤバい!!!


ホントに俺どうなんの!?


俺はこれ以上自分が歯止めが利かないのをわかっていたから、唇に触れるだけの、軽いキスをした。



離すと、ムク、と拗ねた顔になる。


「大人のちゅーはヤなの?」


……!!!


大人のちゅー……。


言い方がどうしようもなく可愛い!