「って…あんた、これご飯にならない。」
白い目で俺を見る千歳は、呆れて何も言えないような顔をしている。
まぁ…確かに…
「なんで漬物が単品で朝ご飯になるのよ!」
ガタッとテーブルから立ち上がり、説教を俺にし始めた。
「悪かった…。」
なんで俺…謝ってんの?
てか、俺の家じゃね?
千歳はもうっ!と呆れ
「あたし、作っていい?」
と言った。
このまま…拒否をすれば厄介な事になるに違いない。
「あぁ。どうぞ。」
って言ったら千歳はやった!と言わんばかりにニヤつく。
けれど、冷蔵庫を開けた瞬間に真顔になって俺を睨んだ。
「なんで冷蔵庫があるのに…中が空っぽなの。」
と呟く。
なんか…さっきまで可愛かったのに…急に母親みたいに見えてきた。