ダサい恋人




それから一時間、メイクに集中できるはずもなく、未だに素っぴんのまま……。


「千歳!どうかな?」


ガチャッとドアを開いて出てきた南はまだ幼さが残った、大人っぽいというより可愛らしい姿だった。



「可愛い……。」


思わず口から出てしまったこの一言。


「そう?良かった!」


嬉しそうに笑顔を浮かべる南。


本当に三島が好きなんだね。