「お前…昨日ダサ子じゃなかった。」


「それは…メガネを忘れて…。」



「明日どうすんの?顔ばれてるけど。」



そうだった……。


ずっと卒業までダサ子な千歳でいようと誓ったあたしが…2年で台無しになるなんて…。



「ヤダよ……メガネとお別れなんかしたくない……。」


ずっと一緒にいたのに…


勝美と出会ったのも、このメガネがあったからだもん…。


「なんなら俺も、カツラとメガネ取ろうか?」



なんて言って勝美が笑った。