「勝美……。」 「ん…?」 「離して」 「やだ」 ガキッ! あたしが勝美をキッと睨んでも勝美には無効でにっこりと微笑むだけ。 「勝美…茶。」 静かなリビングに1オクターブ下がった声が響いた。 ばっ! あたしは強制的に離れてお兄さんを見た。 どうしよう…。 見られちゃったよ。 勝美なんかめっちゃ不機嫌なオーラ背中に背負ってるし。 「あれ……?あのメガネの子…」 あっ…。 あたしは兄さんが言っていた事を思い出した。 『女癖ワリィから。』 すっかり忘れてた…。