ダサい恋人






「……最悪。」




あたし達は鈴木にこっぴどく叱られ、旧図書室の掃除を放課後にすることになった。


「まぁ校内百周よりはマシだけど………。」


「やだな……。」


あたし達は深いため息を漏らしながら教室へと入って行った。



次の授業ってなんだっけ?

あたしは黒板を見た。


「………はぁ?」


このクラス……ガキが多いみたい……。


〔ダサ子とダサ男授業サボってイチャイチャしてた!?〕


黒板にご丁寧に書いてある相合傘。


三野勝美と秘事間千歳。



あり得ない……。


てか男は嫌いだし。


くだらない…。


って次は数学か。

早く準備しないと……。


あたしは黒板の文字を完全無視をして、次の授業の準備をした。


「秘事間さんってぇあんなダサ男と付き合ってるのぉ?」


あたしの机を囲む女子何人か。


多分 立花南の手下なのだろう。


「ただでさえ、ダサいのにあんなやつと付き合ったらもっとダサくなるねぇ」


と声をあげながら笑う女子共。


三野が言っていた言葉は当たってるかもしれない。