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「うおぃっ!勝美!」


「なんだよ…朝っぱらからうるせぇな。」


リビングに響き渡った兄貴の声。


近所迷惑にも程がある。


「お前……カレー作ったのか?」


「カレー?ちげぇよ、それは千歳が………」



はっ!!


何言ってるんだ俺!!


「千歳……??女か……?」

兄貴の口角が上がる。


「なんでもねぇよ……。」

「じゃあなんだよこのカレーは?」

「しるかっ!!自分で考えろ!!」



俺はメガネとカツラを被って出ていった。