ダサい恋人




黒髪と眼鏡………。


「ほんとに……三野?」


なぜ……


一体どういう事だ…??


「やっべ。ばれた……。」

と眉間にシワを寄せる三野。


「なんで……?顔……。」

「は?何が?」


「なんで…顔隠してるの?世の中顔なんでしょ……?」

顔が変わったってことは…あたしと同じ、変装ってことだよね。


「お前と一緒で女除け。世の中、媚び売ってくる女で地球は出来上がってんだよ。」



女で地球ってできてるんだ…。 初めて知った……。

「んまぁ、これはお互い秘密にしておいてね。まぁ2人共話す奴なんていないだろうけど。」


確かに……。


「………三野、メガネ返して。」


「あぁ、そうだったな。」

三野が手に持っているあたしのメガネを手渡した。


やっと帰ってきたあたしのメガネ……


意外にあっけなく終わってしまったあたしの戦い。

まぁ、すごい展開になったからね。


キーン……コーン……



「ヤバいな……。早くセットしないと。」


三野がメガネとカツラを身につけ始める。


「手伝うよ。」


「おぉ、さんきゅ。」


あんな整った顔がめちゃくちゃダサくなった。


メガネの力って素晴らしい……。