真美と龍雅が引っ越してから、2ヶ月後の朝。

季節は、夏。


暑さと寝苦しさで目が覚める聖。





「んぁッ…!!!」





聖はガバッと飛び起きた。

そして時計を見た。




「んだよ…まだ7時半かよ…」




聖はボフッと枕に顔を埋めた。

そして隣で寝ている奈々を見た。



「可愛いーw襲っちゃいてぇww」




聖は奈々の頬にキスをした。




「んー…」




奈々は目をこすりながら少し目を開けた。




「こぉーきぃー…」




奈々は寝ぼけているようだ。

うっすらとだけ、目を開けている。




「なぁーに?」

「好きー…大好きー…」




そう言って奈々は聖にぎゅう〜っと抱きついてくる。