授業も終わり、その日の放課後。




「よし!じゃ〜行くか!奈々!」

「うんwww」

「ん」




聖が手を差し出す。

奈々は首を傾げた。




「なに?なんかほしいの?私なんも持ってないよ〜?」

「!!!?お前ってマジ鈍感!!!//」





怒った風に照れながら、聖があたしの手を握る。


あ……手…




「…行くぞ」

「///」



赤くなって聖についていく奈々を見て、真美と龍雅は呆れたように笑っていた。




「奈々…」

「どんなけ鈍感なんだよ…(笑)」






―――――――帰り道




「どこ行くー?」

「ん〜…なんか腹へらね?」

「そうだね…あ!じゃあ…アイス食べようよ!!!」

「アイスかよ!!(笑)」




聖が買ってくれたアイスを頬張る。

苺と練乳がかかってて…




「ん〜wwおいひ〜www」

「ほんっと美味そうに食うなぁ…(笑)」

「だって美味しーんだもん♪あw聖の一口ちょうだい♪」

「じゃーお前のもくれよ」





2人で食べ合いながら歩いていると、ある店の前で聖が立ち止まった。