次の休み時間、奈々は1人で廊下を歩いていた。
そんなすぐになんて誰も…
すれ違う人たちをチラチラ見ながら歩いていると、階段のところで前から来た人が立ち止まった。
「あれー?浦安だよなぁ?」
きたー…
奈々が顔を上げると、茶髪で背の高い結構なイケメンが立っていた。
奈々はとりあえず、しれっとした表情でその男を見上げる。
「そーだよー?」
「あれ?なんか全然感じ違うくね?!」
「そーかなぁ?」
この人、前のあたしのことも知ってるのかな…?
てかこんなイケメン、同級生にいたっけ…?
「池谷も一緒にいねぇじゃーん。」
奈々の周りを見渡しながら男が言う。
奈々は少しピクッと反応したが、すぐに何でもなさそうな表情に変えて答えた。
「…うん。」
「え?何?今フリー?」
「んー…まぁーねw」
冗談まじりに笑いながら聞いた男だったが、奈々の言葉を聞いて、パアッと明るい笑顔を見せた。
「マジでぇ?!じゃー俺と遊んでよーw」

