だいぶ屋台の列の終わりのほうまで走ってきた。 ちくしょーっ… いねぇし! どこ行ったんだよ! そして屋台の最後の方にあったかき氷屋の人に尋ねる。 「おい!おっさん!ピンクの浴衣来たこんぐらいの女の子通んなかったか!?」 「あぁ〜見た気がする…」 「どこだッ!?」 「ここ抜けてどっか行った・・・」 そう言って、おじさんはもう屋台の列がない暗闇の先を指差す。 あいつ…こんなとこまで来てたのかっ! 「サンキュ!おっさん!」 聖は、少し息を整えてから、もう一度走り出し、奈々の姿を探した。