千「そこだけ母親気取り?」

綾斗の面倒もみなかったくせに

母「綾斗は私が産んだのよ…あなたは産んでない」

千「産んでないからなに?…綾斗は私の弟…あなたは私達を捨てた…だからあなたに綾斗は渡さない」

そうあなたは私達を捨てた…

だからもう関わらないで


母「…分かったわ。もうあなた達には関わらない」

千「そうしてもらったら助かる」

母「そのかわり、ここに住みなさい…私は出て行く」

千「……」

母「再婚するの…だから家はやるわ…それから」

一枚の紙がテーブルの上に置かれた

母「あなたのお父さんの家の住所と電話番号」


千「なんで、今さら…」

母「一回会ってホントのお父さんをみてきなさい」

千「意味わからない」

母「…電話してみなさい…私は明日この家を出て行くから」


それから母親と別れて響のとこまで戻った