さっき携帯をみたら母親からメールが来てた

もう1度話がしたいって

私は何度話をしたって仲良くなろうとも思わない

捨てた母親のもとなんか

お父さんは綾斗が生まれる前に離婚したから

今はどこにおるかわからないけど

噂によるとヤバい仕事してるとか…


千「…行ってくるね」

綾「いってらっしゃあーい」

家を後にし…母親が住んでいる家に向かった


歩いて1時間くらいかかる

だいぶ見慣れた街並みがみえてきた


もうすぐか…

ちょうど信号を右に曲がった所に家がある


ピンポーン

ガチャ

「…千尋…入りなさい」

なにも変わってないリビングに座り母親が前に座った


母「…綾斗は…元気かしら?」

千「教える必要ない」

母「あの時は、お母さんが悪かった…だから」

千「何度話しあったって…答えは一緒…」

母「…千尋」

千「綾斗は…私が育てる、あなたに綾斗はあわせない」

母「私が綾斗を産んだのよ!!」