数日後、唯乃は亜美は気になって、家を訪ねた。

「亜美…。」

ドタッ ドタッ ドタッ

寝癖がついて目が腫れていた亜美が階段を降りてきた。

「唯乃ぉ…。
 助けてよ!!
 あんたのせいで人生が狂ったの!!
 警察が来るわ、学校ではシカトされるわ…。
 すべてあんたのせいってわかってんの!?」

「何言ってんの!?
 亜美のせいで、こうなったんだよ?
 亜美が私に嫌がらせをしなかったら、こんな事にはならなかったんだよ!?」

「だってぇ!!
 今までずっとずっと二人で、親友として仲良く行こうって決めたのに!
 あんただけいきなり住む世界も違って、それを私に報告もしないで!!
 私ずっと一人だった、唯乃の事をずっと心配してたんだよ!?
 なのにテレビ見たら、あんたがいきなりアイドルデビューして。
 自分が私の立場になってみてよ!!」

…。唯乃は自分が悪い所も感じられた。