「もしもし、亜美…?」

「あ、陰!どうだった?私のショー?」

「ふざけないで!新聞にものったの。」

「あははっ、隅に載ってたね!」

「これ以上邪魔するなら、訴えるから!」

「へぇー。ファンのアンチに本気になって、訴えるから!なーんて、言う小学生レベルアイドルが居たんだ~」

「…。とにかく!!私の夢壊さないで。」

「壊す?別に壊すつもりはないけど?
 私の一言二言ですぐ弱気になって、壊れていくのは自分でしょ?
 こんなの気にしないのが普通のアイドルね」

「…。じゃあもう気にしないから、邪魔しないで」

「邪魔してないけど?私さ、昨日は本当に握手したら菌がうつるでしょ?
 だから嫌って言ったのに大事になっちゃったの。」

「へぇ…さようなら」

ツーツーツー

「唯乃なんてぶっつぶす!!」