なお君は初日の出を見るために突堤へと向かっていたみたいで目を覚ますと少し明るくなった海が見えていた。

【ここ海??】

【起きた?もうすぐ日が昇るよ?】

昌平が指を指したほうからとても明るい光が見えてきた。

【あっ本当だ海から日が昇ってきた】

【キレイだね・・・】


そっと昌平のほうをみるとゆっくりと昌平の顔が近づいてきていつの間にか長いキスをしていた。

真紀となお君は前を見ていて全然気がついてないし。


正直今までで一番ロマンチックな展開じゃないか?と思う。




でもわかってる。


これは恋とかじゃないって。






初日の出と同時に私の1年が始まった気がした。