「裕太。いくか」 「はい!」 藤田くんに頭を下げ、階段を上る。 「7歳の殺人鬼…。きっとこれが何だか分かれば謎は解決だとおもうんだが…。」 松田先輩は1人で何かぶつぶつ言っている。 またかっ 松田先輩はいつも難しい事件があるとこのような状態になるのだ。 1年間一緒にいると色々なところが見えてくる。 だから松田先輩のことはほぼ何でも知っているつもりだ。