「ありがとうございました」



家まで送ってもらった紗耶は
複雑な心境でいた



さっき車で送ってきてもらうとちゅう
夢をみた





雅樹があたしに会いに来る…





それを松田さんに言ったほうがよかったのかどうかはわからないが
家に張り込まれるのが嫌で
いわなかった





「雅樹…」





松田さんの車は警察署に戻っていった





雅樹はあたしのために…?



あたしが学校に行かない理由
知ってたんだ




家に入りながら考えた