ずっと泣いていた。 そんなときだった。 ガラガラ 誰かが教室に入ってきたのだ。 「………誰」 そこには、全く知らない男の子がいた。 「あ、ごめん…。俺、不登校の…」 「あ、谷島…くん?」 「うん。君は?」 「安土 桃」