「…よっ」 東は、優しくそう微笑んだ。 「…ぁ、あの」 「こっち」 東は、カウンターの下に座った。 あたしも、その隣に腰を下ろした。 …ぁ、風が気持ち良いかも。 「話、なんだけどさ」 ドキィっと肩が震えた。 「…うん」 声が、震えてしまう。 「…あのときの言葉って、まじ?」 あたしは小さく頷いた。 「…ビックリ、した」 「だよねっ…。ふられた相手に…告白されるなんて」