「ちょっりっちゃん?! なに笑ってんの?!」 顔を真っ赤にしながら言っている。 そんな姿に、笑いが止まらない。 気づいているんだろうか、自分が今、どんな表情をしているのか。 たぶん、気づいてないな。 「ぷははっ! ねぇ、今から、校舎の窓壊しに行かない?」 「うわっ、笑いが止まったと思ったら、壊れちゃったの?」 「うん、壊れたかも。だから、和も道連れにしよっかな、って」 「ひど!」 和と一緒に、高校生活を送っていきたい、そう心から思ったんだ。 和と一緒に、 バカやりたい、って──…。