「へぇ〜! 結局仲直りしたんだ!」 「うん、直樹のおかげで」 「…そっか! んで、お隣さんは、今日もお休みだけど?」 「…ソウデスネ」 「なぁんかあったの?」 「…まぁ」 あたしは屋上で、りっちゃんにこの前、東の家であったことを全部話した。 案の定、りっちゃんは目を丸くした。 「…」 「あたしもビックリ、です…」 「…バッカじゃないの」 「…はい」 「オーケーすれば良かったのに」 「だって…流が、いるし」 学年レク以来、流とは会話をしてない。 メールも電話も繋がらない状態だ。