それから、あたしと直樹はいつも通りに過ごしていった。 変わったといえば、それぞれ分担を決めた。 あたしは料理、洗濯。 直樹は風呂場洗いと、食器洗い。 全部、2人で決めた。 母さんが残した10万は使わない事にした。 手紙に書いてあったように、決して良い事をして手に入れたお金じゃない。 あたしができるだけバイトして頑張ろう、って決めた。 直樹は、冬休みだけでいい、って言ってたけど…そんなわけにはいかない。 バイト先は、悠人先輩がいるところにした。 知り合いがいた方が、安心するから。