【完】─片思い─


「ぁ、もうすぐ誕生日だろ? なんか欲しいものあるか?」

「うぅん…アクセ、とか?」

稲実と同じこと言ってんなぁ…。

ぁ、稲実は水族館か。

「優輝が買ってくれたものなら何でもいい!」

「…そっか! じゃあ、楽しみにしとけ!」

「うん!///」

俺は優しく紗季の頭を撫でた。

「優輝恥ずかしいよ…」

「俺恥ずかしくねーもん」

「優輝はでしょ!///」

「ははっ!」

いじけてる紗季に俺は笑った。