もう、流とは…遊ぶ事はないんだ。 一緒に、手を繋いで、遊園地とか水族館には…行けないんだ。 そう思うと、すごい寂しくなった。 胸が…苦しい。 あたしは思い切って、流の手を掴んだ。 「…和?」 「あたしも…言いたいこと、あって…」 もう、東と『恋人』という関係にはなれないのなら、 「…もし、」 ずっと、『友だち』という関係でしかいられないのら… 「もし、流がまだ…」 あたしは、一歩、踏み出さないといけない。