「ぁ、流」 「ん…?」 「あたしを助けてくれて、ありがと!」 「…えっ」 「? だって、あたしの名前何度も呼んでくれたでしょ? 『和』って!」 「あぁ…」 「嬉しかったよ!///」 「…」 流の表情は、少し暗かった。 「流?」 「なんでもねぇ! もうすぐ日沈むから、帰ろうぜ」 「うん! ご、ごめんね…。せっかく海にきたのに…」 「いいって! 早く着替えろ」 あたしは更衣室に入った。