「お前等は帰れよ」
「帰らねーよ!」
「いっぱい話したいもん♪」
「はぁーっ。…変なこと教えんなよ」
流がそういうと、みんな「はぁーい」と返事をして、あたしの腕を引っ張った。
「ぁ、あの…」
「こっちこっち♪」
休憩所は、本やお茶などが置いてある。
クーラーもついていて、快適。
「こっち座んなよ〜」
あたしは呼ばれたところに、座った。
「あたし、宮野 直美! 直美でいいよ! 流とは同じ中学出身なの」
「俺、佐藤 翼! ”くん”付けはなしなー! この塾で、流と仲良くなったんだ!」
「あたしは、柏木 梨乃。梨乃でいいよー♪」
「ぁ、あたし、」
「いいよ、自己紹介は。知ってるし♪」
「え…」
直美はニコニコしながら、そう言った。
知ってる…?

