【完】─片思い─


流は…まだ、かな…?

人混みの中を探していると、一人の男の子があたしの事を見て、目を丸くしていた。

「あー!! 流の彼女じゃん!!」

「えっ…?」

その男の子が叫んだ瞬間、周りの人が一気にあたしの方を見てきた。

「うっそ?!」「あの子が?!」

「めっちゃ可愛いじゃん!」「あれが流の彼女?」

いろんな声が飛び舞う。

あたしの頭は混乱状態だ。

な、なに…?

みんなあたしの事、知ってるの…?