とうとうヒラミに味方はいなくなった 『ヒラミの嘘を信じる人がいなくなった』 って言った方が正しいかな そんなとき、とうとうヒラミが謝ってきた 「智穗、ごめん」 「なにが?(笑顔」 「…」 「何に対しての『ごめん』なのか聞いてるんだけど(笑顔」 「今まで…無視したこと…」 「無視だけ?(笑顔」 「…嘘を…ついてた…ことも…」 語尾は小さくなっていた 自分の立場が悪いことには気づいてる様だった