友達と親友と俺


ゆか「もしかしてさっきの人って、慎一って人?」

圭「うん。それがどうかした?」

ゆか「かっこいいな~って思って。慎一さんモテるだろうね、圭とは違って。」

圭「別にどうでもいいし。モテるやつがいれば、モテないやつもいる。ただそれが慎一くんがモテるやつってなだけだし。」



俺は、モテないと言われて悔しくなった。
だけど、事実だってことは自分が1番分かっていることだから。

今までに告られたことは1度もない。かと言って告ったことも1度もない。


好きな人が今までにできたことがない。

自分が悲しいやつだとは俺は思わないよ?みんなが思ってもね。


だって好きって気持ちが分からないから。



釣りをしているときののんびりとした時間、俺はそんな時間が好きだ。



2人で帰っているうちに、母校である北部小学校が目の前にあった。

ますけん、晃大くん、慎一くん、達也くん、知宏くんも北部小学校出身である。