そう言って、ゆかが渡してきたもの。それはチョコだった。
今まで、ゆかからは幼なじみだからと言ってチョコもらったことは1度もなかった。
だから、俺はビックリだった。
チョコもらうとこんなに嬉しいんだな!!初めて知ったよ。
圭「ありがとう。」
ゆか「いえいえ。じゃ、とりあえず帰ろ?」
圭「あっ、うん。」
そして、何故か俺とゆかは2人で帰ることになった。
そういや、久々だな!ゆかと2人で帰るのは。
小学生の頃は毎日のように一緒に帰っていたのにな。
俺は、ゆかとの思い出に浸ってると、
慎一「おぉ、圭!!健太知らん?」
圭「知らんけど、どうした?」
慎一「まじや。分かった。」
慎一くんは、急にバイクで現れて
そう言って、さっさと走り去ってしまった。
ますけん、迷子になったんやろうか?
と、俺は勘違いをしているのも知らずに心配した。


