友達と親友と俺


さっきの小松たちの会話は、どう見てもおかしかった。

まるで…小松が山田さんからチョコもらうことが話し合いで決められたみたいに。


小松「その顔だと、気づいたようだな。」

健太「だいたいはな。」

小松「そうさ。俺とえりはいとこさ。」

健太「……………えぇ!!」

小松「あれ、気づいたんじゃなかったのかよ。」



いやいや、普通そっちには気づけませんよ。
だって、最初山田さん小松のこと知らなかったみたいだし。


俺はとにかく疑問だらけになった。
だから、疑問すべてを小松に聞くことにした。



健太「最初山田さんと小松会ったとき、山田さん小松のこと知らなかったみたいだけど。」

小松「あれは、ただえりが俺といとこだって知られたくないらしいからだな。」

健太「でも、小松も山田さんのこと誰か分かってなかったやん。」

小松「あれは、見たことある顔だな~って思ってガン見しよったらピーンときたみたいなね。」


なんたるアバウトさ!