友達と親友と俺


俺が話してるのを遮って、慎一を探しに一輝はどこかに行った。

本当になにしに来たんだろうね?



小松「健太、そこにいるのバレバレなんだけど。」

健太「えっ、まじ!?」

小松「余裕で。顔出してこっちガン見してたら誰でも気づくし。」



気づかなかった!!俺顔出して見てたんだ!!
まじで不器用だと俺は実感したのだった。



ん!?待てよ。さっき小松、誰だって気づくって言ったよな!?

つまり一輝が言った現実離れした能力は、ただのハッタリだということが証明された。


…いや、一輝の言ったこと最初っから信じてなかったんだからね?
本当だよ?

本当に何も信じてなかったんだよ?



って、ここまで必死に否定してたら逆に怪しいってもんだよな。

今度から気をつけよう。



小松「さっきの会話聞いてたなら、少しは気づいたろ?」

健太「うん。まぁいくつかは気づいたさ。」